にじいろ家族日記

実子と里子ちゃんの子育てや家族の事などの記録です

株式会社RASHISAさんのヒアリングに協力させていた時の事

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株式会社RASHISAさん

今年の1月に株式会社RASHISAさんのヒヤリングに協力させていただいた時のお話しです。

里親制度登録後に任意で加入出来る「里親会」と言う団体があるのですが、私は、里親制度についてや子どもたちとの関わり方などの情報を共有したくて、その新潟の里親会に加入したり、他にSNSを使ったりしています。

そのSNSを通して、虐待を減らし誰もが自分の人生を肯定できる社会を目指してビジネスの力で「世界一」虐待問題に向き合う。「株式会社RASHISA」さんと言う会社を知りました。

 

rashisa-career.com

 

 ある時株式会社RASHISAさんから、社会的養護に係っている方のお話を聞かせていただけませんか?という案内があり、私も家庭で辛い思いをした方や虐待を受けてきた方の職業支援のようなサポートは必要だと思っていたので、ヒアリングに協力させていただけませんか?とお伝えさせていただきヒアリングに協力させていただきました。

緊張して迎えたヒアリング当日

その後、株式会社RASHISA代表の岡本さんとのヒアリングの日程が決まり、私は当日失礼が無いように事前に何か里親研修の時などにもらった資料などを用意しておいたほうがいいのかな?と色々と考えていたのですが、「事前に内容をお知らせしてしまうと、それに沿った話しか出来なくなるのでヒアリングの内容については事前にお伝えしません。」と、代表の岡本さんからご連絡をいただき、私はとても緊張した状態で当日を迎えました。

 

ヒアリングはZOOMを使って行われました。お互いの自己紹介などを終えて、本題に入ったのですが、代表の岡本さんがとても気さくな方で、自己紹介やお話をしていくうちに緊張が解けていきました。

 

当日のヒアリングでは主に、里親をしていて子どもの将来についてどのように考えているか、また里親としてどのように、どこまで子どもにサポートしていこうと考えているかなどについて話をしたのですが、岡本さんの会話のキャッチボールのテンポがとても速くて!私が1つ話すと、その話に関連する事を「じゃあこの事についてはどうですか?」「この事についてはどう思いますか?」「この事について聞いたことがありますか?」と、すぐにいくつかの事が返って来て、代表の岡本さんと話していてあまりにテンポがよかったので、子どもの頃にしていた連想ゲーム、マジカルバナナを思い出しました(笑)事前に内容を聞いていなかったおかげで型にはまったような会話ではなく、色々なお話をすることができました!

 株式会社RASHISA代表の岡本さんとのお話を終えて 

株式会社RASHISAさんは代表の岡本さん自身も虐待を受けた経験があり、キャリアアドバイザーの方も里親家庭と児童養護施設で生活した経験がある方がいらっしゃいます。

 

虐待や辛い経験をしてきた人の中にはPTSDなどの問題も抱えていることも多く、就職や進学で苦しんでいる人は多いし、実際に就職してからフラッシュバックや鬱などが周囲に理解されずに苦しむこともあります。

 

以前私はアパレル販売員をしていたのですが、その時のスタッフに躁鬱病を患っている方がいました。その方が躁鬱病を患っている事はスタッフ皆知っていましたし、その方も隠すことなく「私うつ病の薬飲んでるんだ」と言っていました。

 

その方は当時エリアマネージャーで私はサブエリアマネージャーだったのですが、症状がキツイ時などは「今日任せられる?…」などと一言いってくれていましたし、さすがに接客業なのであまりに症状がキツイ時などにはお休みしたり、早退することもありましたが、それでもその方が普段から仕事に対してすごく努力している姿を見ていたので、皆でフォローしながら仕事をしていました。

 

そのように当事者もオープンにしていて、まわりもそれを理解してサポートしているような環境はとてもいいと思いますが、そういう環境ばかりではないですよね…

 

株式会社RASHISAさんのHPで「こんな人に使ってほしい」のところに書いてあるうちの1つに虐待経験を企業に理解してもらった上で選考を受けたい方

と言うのがあるのですが、私はそれがすごく大事なことだし、一般の就職をサポートをする会社さんと大きく違っていてRASHISAさんのようにビジネスの経験や知識があって、虐待なども経験してきて理解があるような方たちにしが出来ないサポートだと思いました。

 

やはりそれは虐待をうけた当事者、里親家庭で育ってきた当事者、児童養護施設で生活したことのある当事者じゃないとわからないところ、気付かないところがあると思いますし、その点RASHISAさんは岡本さんやアドバイザーの方でそういった経験がある方がいらっしゃるので、相談しやすいと思いますし、ビジネスの力で虐待や家庭環境で辛い思いをしてきた方を企業さんにつなげることもできると思いました。

 

また、企業さんのほうでもそういった虐待や家庭環境で辛い思いをしてきた方への理解が深まっていけば、社会全体としても虐待をなくすためにはどうすればいいか考えるきっかけになりると思いました。

 

正直初めて「ビジネスの力で世界一虐待問題を考える」と言うのを見た時に私は「それじゃあ被害者がいないと儲からないシステムだからビジネスにしちゃダメじゃないかな」と思うところもあったのですが、実際に岡本さんとお話をしてそうではなくて、家庭環境で辛い思いをしてきた方や虐待を受けてきた方がどうすれば自分自身を肯定できるようになり、また虐待を減らしていけるか、RASHISAさんたちが持っているビジネスの力でサポートしていくんだ。と言うように感じました。

 

 

最後に

前回のブログで「子どもシェルター」について書かせていただいたのですが、ありがたいことにたくさんのご意見やご感想をいただきました。少しでも多くの方に関心を持っていただき情報を共有して、皆で連携してサポートしていける体制ができたら…と思いブログやSNSを始めたのでご意見やご感想とても嬉しいですし、ご意見やご感想などからも勉強させていただいています。

その中で「シェルターは里親委託の一時保護でも代用可能だと思います。ただ、その後の措置先がなくて大変なので援助ホームは必要」と言うご意見をいただきました。
私が加入している新潟の里親会の里親さんたちの間でもその後のサポートが話題になることがありますが、その後をサポートする援助ホームだけではなくて、この株式会社RASISAさんのように当事者の方と社会を繋げていく役割を果たす会社なり組織も必要だと思いましたし、1つの所だけがするのではなく皆で連携していけるような体制ができたらいいな。と思いました。

 

そして、今回ブログを書くにあたり株式会社RASHISA代表の岡本さんに「まだ始めたばかりのブログですが、岡本さんとお話させていただいたことをブログに書いていいですか?」とお伺いしたのですが、岡本さん快く承諾していただき本当にありがとうございました。

 

 

子どもシェルター

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家に帰りたくない子どもたち、家に帰らなくても気にされない子どもたち

私の実家は家の作りが特殊で親と子どもたちの部屋が離れた作りになっていて、両親も私たち子どもにあれこれ言うことも少ない親だったので、私の部屋にはよく友人が遊びに来たり、泊まったりしていました。

 

こんな感じの家です↓

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友人が遊びに来たり、泊まりに来たりすることはどこの家でもよくある事だと思うのですが、その中に家に来るたびに「帰るの嫌だな~」とか「別に帰らなくても大丈夫だから今日泊まってもいい?」という子が数人いました。彼女たちに話を聞くと

 

「親が過干渉で、ちょっとでも心配させるような事を言うと母親がヒステリーを起こして、家族全員それに巻き込まれるから、帰りたくないんだ…」

「帰っても親仕事でいないし、別に遅く帰っても何も言われないからいいんだ」

と言っていて、私は「ひどいね。居ていいよ」と話を聞く事しか出ませんでした。

 

その中には今で言うパパ活をしているような子や、自傷行為をやめられないと言う子もいました。そのような子たちが家に来るたびに何か力になれないかと、話を聞いたり一緒に考えたりはしていたのですが、高校の時の私がそんな深刻な悩みを解決する能力があるわけでもないし、ましてや助けてくれる公共の機関など知っているわけもなく、結局その子たちの口から出る言葉は「しょうがないよね…」「まぁいっか…」でした。

 

「何で子どもの力だけで解決しようとしたんだ。」

「もっといろんな人に相談すればよかったんじゃないか。」

そんな意見もあると思います。

でも、その子たちは頼ろうとしていました。

口には出せなかったかもしれないけど、誰かに気付いてもらおうと一生懸命SOSを発信していたんです。ただ、それを大人がちゃんと見てくれなかったから、気付かなかったから、一生懸命SOSを発信することをあきらめて「しょうがないよね…」になったんじゃないかな…と思うのです。

 

大人になって、特に自分が親になってから、彼女たちのような子たちをきちんとした専門知識を持っている人が、相談に乗ってくれたりサポートしてくれたりする場所ってないのかな…と考えるようになりました。

 子どもシェルター

私の住む新潟県の「NPO法人 子どもセンター ぽると」さんが運営している子どもシェルターという所があることをつい最近知りました。

porto-niigata.org

 

「子どもシェルターぽると」

  • 自立を目指して施設を退所したが、うまくいかず、帰るところがない
  • 非行を起こしてしまったが、帰る場所がみつからない
  • 妊娠して家を飛び出したが、泊まる場所がない
  • 親から「あんたなんて産まれてこなければよかったのに」と言われ、家にいるのがつらい
  • 家族や彼氏などから暴力を受け、避難したいが行く場所がない
  • 虐待を受けて家に帰ることができない

などの10代後半(概ね15歳~19歳)の女の子が対象。

シェルターなので、施設の場所などは公にしていない。

 

24時間スタッフが常駐し、子どものそばに寄り添い、弁護士・子どもシェルタースタッフ・児童福祉関係機関等が連携しながら、子どもの抱えている困難な問題について、子どもと一緒に子どもが次のステップに進むためのサポートをしてくれるそうです。

 

高校時代の私には話を聞く事しかできなかったけど、こうした専門知識をもっていている人、様々なケースの子どもたちを見てきた経験のある人、が連携しながら見守っていったらきっと「しょうがない…」「まぁいいや」で終わってしまうことが少なくなるのんじゃないかと思います。

 

 児童養護施設と違うと感じたところ

 まず児童養護施設は18歳までしか入所できないですが、子どもシェルターぽるとは概ね15歳~19歳を対象にしているということと、そのような女の子を対象としている点が大きく違うと感じました。

 

特に女の子を対象としている点に関しては、先ほど私の高校時代の友人たちの話をしましたが、彼女たちは本来守ってくれるべきはずの親や周りの大人にきちんと守ってもらう事ができず、自分でなんとかしなければいけない環境にあった子が多かったのですが、そんな事高校生には出来ることの限界があります。

そうして、家庭や学校以外の大人で、自分を守ってくれそうな大人たちがいる場所に居場所を求める子たちを見てきました。

きちんと守ってくれたり相談に乗ってくれる大人たちならいいのですが、そうではない場合彼女たちは性を搾取される環境に陥る危険性が高まり、さらにもし性を搾取される環境に陥った場合、彼女たちは「それは自分が必要とされているから」と考えたり、「それしか自分がいる意味がないんだ」と思ってしまったりして、その環境からなかなか抜け出せなくなっていきます。

 

 「自己責任だからほっとけばいい。」

という方もいるかと思います。

確かに彼女たちに全く非がなかったかと言ったらそうじゃなかったかもしれません。

でも彼女たちは本来守ってくれるべきはずの親や周りの大人にきちんと守ってもらう事ができず、自分でなんとかしなければいけない環境で見本やお手本とする大人がいない状況で、大きな失敗もせずに順調に歩んでいく事はとっても難しいのではないでしょうか?

それを自己責任で終わらせてしまっては、これからもそういった子たちは減らないとおもいます。

そういった危うい環境にいる女の子たちにとって、見本やお手本となる大人たち(特に同性の女性)がいてくれることはとても心強いし、必要な存在だと思います。

 

全国にもある子どもシェルター

子どもシェルターぽるとさんのホームページに掲載されていた全国の子どもシェルターです

  • 東京都:カリヨン子どもセンター
  • 横浜:子どもセンターてんぽ
  • 千葉:子どもセンター帆希
  • 埼玉:子どもセンター・ピッピ
  • 名古屋:子どもセンターパオ
  • 京都:子どもセンターののさん
  • 兵庫:こどもシェルターこころんハウス
  • 大阪:子どもセンターぬっく
  • 和歌山:子どもセンター るーも
  • 岡山:子どもシェルターモモ
  • 広島:ピピオ子どもセンター
  • 福岡:そだちの樹
  • 宮崎:子どもシェルターみやざき ふらっぷ
  • 札幌:子どもシェルター レラピリカ
  • 沖縄:子どもシェルター おきなわ

 

当時家に来ていた友人たちは、信頼できるパートナーと結婚した子や、当時自分が大変だった思いを子どもにはさせたくない。とお母さんになって頑張っている子もいます。

残念なことにその後連絡が取れなくなってしまった子もいます。

 

私を信頼して色々な事を話してくれた友人たちは今でも大切な友人です。

友人たちと一緒に過ごしてたくさん話した時間は、私に色々と考える機会を与えてくれました。友人たちに本当に感謝したいと思います。

初めての里子ちゃんが、お母さんのもとに帰るまで

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里子ちゃんを迎える時

私たち夫婦は以前私ブログで書いた《里親制度に登録するには?》で紹介させていただいたように、【養育里親】【専門里親】【親族里親】【養子縁組里親】とそれぞれある里親制度のうちの【養育里親】に登録しています。

 

【養育里親】とは

保護者のいない子どもや、虐待などの理由により保護者が養育することが適当でない子ども(要保護児童)の養育をします

 

ri01.hateblo.jp

 

初めから養子縁組前提で子どもを迎える【養子縁組里親】の場合、里親さんと子どもの関係が気築けるように、家庭に迎えるまえに子どもと会って遊んだり、一緒に過ごしたりする期間があります。

 

私たち【養育里親】は、事前にわかっていれば「こういう子が保護されそうなので、その場合委託のお願いすることは可能ですか?」と電話が来るのですが、児童相談所で緊急保護を要すると判断されて、乳児院児童養護施設が満員などの理由で受け入れできない場合、突然「こういう子が緊急保護されまして、これから委託お願いできませんか?」と電話がくる場合があります。

その場合チャイルドシートやベビーベッド・哺乳瓶など、ほとんどの場合貸していただけます。
緊急一時保護から正式委託に切り替わると、チャイルドシートやベビーベッドなどは返却して、各自で購入となります。

(※各市町村によって異なるので、詳しくは各市町村の児童相談所にお問い合わせください)

 

 今まで、今一緒に過ごしている3人の里子ちゃん含め4人の里子ちゃんをお迎えしているのですが、実際に家に委託された子どものうち、何人かはこの【緊急一時保護】で「こう言う子を緊急一時保護していて、乳児院もいっぱいで…これから委託お願いできませんか?」と当日電話がきて、家に迎えています。

 

もちろん色々な状況やケースがあるので、断ることも可能です。

その場合別の委託可能な里親さんを児童相談所の方が探します。

私たち夫婦も一度断った事があります。

それは緊急保護されたお子さんが熱があり、時期も時期だったのでインフルエンザの疑いもある。との事で、家には3人(二人の実子含め)子どもがいたので、子どもたちの安全のためにもその時はお断りしました。

 

初めて里子ちゃんを迎えた日

里親登録をして半年くらいがたったころ、朝子どもたちが学校と幼稚園に行ってからしばらくすると突然児童相談所から電話がきました。

 

「もしもし、児童相談所の〇〇です。今生後3か月の赤ちゃんを緊急保護しまして、乳児院もいっぱいで行くところがなくて…急で申し訳ないのですが今日から委託お願いできませんか?」

 

その言葉を聞いた瞬間、緊張で心臓がすごく早くドクドクと動いていた事を今でも覚えています。

 

私は「受け入れたい気持ちはあるのですが、一人で決める事ではないので主人に相談してから折り返しお電話してもよろしいでしょうか?」

と言って電話をきり、大慌てで仕事中の主人に電話しました。

主人は「ついに電話来たか。うん。引き受けよう!」

と言ってくれました。

 その後、児童相談所の担当の方に電話をして、お子さんを委託する時間をその日の夕方の18時に決めました。

 

子どもたちが幼稚園と学校から帰って来て「今日の夕方に赤ちゃんが来るん事になったよ!」と話すと、2人の実子にはどうして私たちが養子縁組里親になろうと思ったか、養子縁組里親に登録するとどうなるのかを説明していたのですが「え~!!!赤ちゃん!赤ちゃん小さいかな?」と、とても興奮して喜んで部屋を片付けたり、赤ちゃんが遊べそうなおもちゃを用意したりしてくれました。

 

いつも夫は17時に仕事が終わり「これから帰るよ」とラインで連絡が来るのですが、その日は「ごめん!どうしても抜けられない残業で、帰りが遅くなる!」と連絡が来て、お風呂やご飯の段取りをどうしたらいいんだろう…と不安になりましたが、赤ちゃんが来る!と子どもたちは張り切って準備しているのに、母が不安になっていたらダメだ!なんとかしなくちゃ!と気持ちを切り替えて約束の時間まで子どもたちと一緒に準備をしました。

 

緊張の初対面!

18時ごろ家のインターホンが鳴り玄関を開けると、児童相談所の方がお包みに包まれて眠っている小さい赤ちゃんを抱っこしていました。

子どもたちは赤ちゃんを見ると小さな声で「わぁ~小さい!」と、にこにこしていました。

生後間もない赤ちゃんを抱っこするのは久しぶりでしたが赤ちゃんを抱っこすると、とても軽くて小さくてまだ赤ちゃんの、ほんわりした匂いがしました。

 

その日夫が帰って来たのは子どもたちが眠ってからで、寝室で寝ている私と子どもたちと赤ちゃんを見て「家に赤ちゃんがいる(笑)」と笑いながら言っていました。

 

その日から夫と私、2人の実子と、赤ちゃんの里子ちゃんの5人の生活が始まりました。お風呂に入れるのは基本的には夫の役割で、2人の実子も「赤ちゃんかわいいね」「小さいね」「僕たちもこんなだった?」と毎日赤ちゃんをかわいがってくれました。

 

お母さんのもとに帰る日


お子さんが委託されると週に1回もしくは月に数回(これも各児童相談所で訪問ペースが異なります)子どもの様子を見たり、今後の計画について話をしたりします。

 

その時の赤ちゃんについても、育児放棄や虐待、その他子どもの命に危険が及ぶ環境ではなく、母さんの生活が整い次第お母さんのもとに帰る。と聞いていて、その後お母さんの心の状態が改善したことや、親族からの協力が得られるなど生活を立て直すことができたので、2か月ほどでお母さんのもとに帰って行ったのですが、子どもの成長はとても早くて家に来たばかりの時はまだ、ミルクを飲んで寝るの繰り返しでしたが、お母さんのもとに帰る数日前には声を出して笑い始めるようになっていました。

 

 

赤ちゃんがお母さんのもとに帰る日が決まると、夫はその日は仕事の休みをとり、子どもたちも幼稚園や学校をお休みさせて、みんなで見送ろうと決めました。

 

 

初めて家に来た時と同じように、約束の時間に家のインターホンが鳴り、児童相談所の方が赤ちゃんを迎えに来ました。

家族みんなで赤ちゃんに「元気で暮らすんだよ」と声をかけて児童相談所の方の車が見えなくなるまで見送りました。

 

赤ちゃんが帰ってからの実子

子どもが幸せになれればそれが一番。と思っていましたが私は泣いてしまい、長男も赤ちゃんが帰ってから3日間泣いて赤ちゃんが使っていた枕で寝ていました。

 

その様子を見て「私たち親は自分たちの思いから里親登録をしたけれど、この子たちはそうじゃなくて、私たち親の思いに付き合わされてこんなに悲しい思いをさせてしまっている…」と思うと、里親を続けていていいのかとても悩み、もう里親を辞めてしまおうとも思いました。

 

そんな時、当時幼稚園児だった娘が車に乗っている時「ねぇ、パパとママってさ、困ってる子どもたちを助けてるんだよね?」と聞いてきて「そおだね。」と答えたら車の窓を開けて、まるで選挙カーのように「私のパパとママは困っている子どもたちを助けていま~す!困っている子どもは家に来てくださ~い!」と言いました。

 

あんなに泣いていた長男も「今頃赤ちゃんお母さんと元気にくらしてるかな?」と言っていて、子どもたちの言葉を聞いて何で里親登録をしたか、子どもたちとどう向き合っていくか家族みんなで話し合ったことを思い出し、やっぱり里親を続けよう!と思いました。

 

 

子どもと向き合う事については、どう考えても「これでいい!これで十分!」という事はないと思いますが、その時その時の子どもたちの心にきちんと目を向けて、寄り添っていく事も私たちの責任だと思いました。

 

参考になるかも!と思い「里親家庭の実子を生きる」と言う本を先日購入しました。

読んで参考にしてみたいと思います。

 

 

 

 

大切な宝物


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宝物

 

これは私の宝物の一つの写真です。

 

里親登録の時に「養育研修」と言って、児童養護施設に1泊、もしくは日帰りで2日間行って実際に子どもたちと過ごす研修があるのですが、その時にその児童養護施設の男の子からもらった大切な大切な宝物です。

 

中身は小さな箱ティッシュ.。.*゚

 

研修を終えて帰る時間になった時に、小学校低学年の男の子が…

 

「ちょっとまって!」

 

と大慌てで何かを包んで私に

 

「はい。これあげる!大きくなったら結婚してね!」と…(⁎ᵕᴗᵕ⁎)

 

ティッシュは使わず、元の包に同じように包みなおして、大事にしています。

その男の子が慌てながら、一生懸命包んでくれている姿は今でも忘れられません。

 

きっとその男の子も今頃中学生くらいになっているんだろうな…

 

よく大人びた子どもを見て「しっかりしてるね」とか「大人っぽいね」と言うけど、確かに「大人っぽく」そうなろうとする時期はあるけど、そうじゃなくて常に「大人でいること」を求められてきた子どもたちは、大人になってからも人に甘える事や頼ったりするのが苦手な事も多く、いっぱいいっぱいになるまで無理して、爆発してしまう子もいるから、まだ「子ども」と言える時に甘えたり、子どもの時にしかできない失敗をしたり、いろいろな経験をしていてくれたら嬉しいな…

 

養育研修について続きを書いていたのですが…

長くなってしまったので、別に書きたいと思います(^_^;)

孤独育児に追い詰められるお母さんたち

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子どもを里親委託する親の気持ち

 

先日SNSに体調不良のためお子さんを里親さんに委託する事になったお母さんのこのような書き込みを目にしました。

 

「里親さんは子どもを優しく抱っこしてくれるだろうか…」

 

「自分の子どもを守ってくれる里親さんがいてくれることに対するありがたさと、自分の事を忘れてしまうんじゃないかという不安」

 

「夫やまわりの人たちがもっと協力してくれていたらこんな事にならなかったのに…そう思ってしまう自分も嫌になってしまう」

 

中には子どもにひどい虐待をした親や、はじめから自分で育てるつもりもない親もいますが、中には子どものためを思って、なんとか子どもの命を守るために里親家庭に委託せざるを得なくなった親御さんもいます。

 

子どもの写真を見て涙するお母さん

以前、家にいる里子ちゃんのお母さんで、「子どもの様子を写真でもいいから見せてほしい」とおっしゃったお母さんがいらっしゃいました。

 

児童相談所の担当の方を通して写真を受け取ったお母さんは、ずっと涙を流しながらその写真を見て「こんなに良くしてくださって…」と言葉を詰まらせていたそうです。

 

その様子を聞いて同じ母親として、どうしてお母さんばかりこんなに追い詰められないといけないんだろう…

SNSの書き込みにあったように旦那さんや周りの人たちが協力してくれてたら、母さんたちもこんなに追い詰められて悲しい思いをしなくてよかったんじゃないか…

そんな気持ちでいっぱいになりました。

 

 少し逸れてしまうかもしれませんが、私が趣味で通っている英語サークルのケニア出身の先生が「日本のおじいちゃんおばあちゃんの多くは、孫が大きくなって家に来なくなったと愚痴を言うけど、孫にお菓子やお金をあげるだけなんだから、そんなのあたりまえ。
そうじゃなくて自分の人生の経験や勉強になることを孫に与えてあげるべきだ。
そうすれば孫もおじいちゃんおばあちゃんの事を尊敬するし、大人になってからもおじいちゃんおばあちゃんの所に行きたいと思うようになる。コミュニケーションは本当に大切!」
と話していました。

 

ちなみに英語サークルのケニア出身の先生は10人兄弟の末っ子だそうです!
子どもの頃の話では「お母さんはとても厳しく、兄弟それぞれに役割をあたえていた。家政婦さんもいたけど、僕はお姉さんたちや親せきの人たちや周りの人たち皆に育てられた」と言っていました。

(皆に育てられたなんて羨ましい!!! )

英ごサークルには子どもたちも連れて行くのですが、先生はいつも隣に子どもたちを座られせて、英語で日本語を交えながら、話しかけてくれています。

 

私が「いつも騒がしくてごめんなさい」といった時「何も謝ることないよ!小さいときからこうやって色んな人に合わせる事はいい事」

と言ってくれました。

サークルの人たちも「皆がお母さんお父さんなんだと思って、いつでも連れてなさいね。」と言ってくれていて、とてもありがたいです。

 

それを聞いて、子どもたちが大人になった時に周りの人たちと協力したり、頼ったりできるように、親や大人たちが人とコミュニケーションをとっている姿を見本として子どもたちに見せる事も大事だな。と思いました。

 

子育ては夫婦で家庭が中心だと思いますが、子どもが大人になるまでに接するのは親だけではないわけですし、みんなが少しでも子どもたちや子育てをするお母さんお父さんに関心を持って協力できるようになっていったら、自分一人で全部抱え込んで追い込まれ、悲しい思いをする子どもや、お母さんお父さんが少しでも減るんじゃないかな…

 

 

 

里親制度に登録をするには?

 

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里親制度に登録してから色々と質問を受けるようになりました。

 

特によく受ける質問が「研修とかあるんでしょ?」「誰でもなれるの?」と言う質問なので、その質問に対して書きたいと思います。

 

新潟県で里親登録をして6年目になるので、今は少し変わったところなどあると思いますが、夫と一緒に当時を振り返りながらまとめてみました。

 ※各市町村によって違うので詳しくはお住いの地域の児童相談所に問い合わせてください。
今回は私が住んでいる新潟県の里親登録までの例を紹介させてください。

 

里親認定・登録の流れ

①問い合わせ・申し込み

②研修の受講

基礎研修・登録前研修・養育実習

③里親申請書の提出

児童相談所による調査・家庭調査

家庭調査では、家庭の状況を確認するために、児童相談所の職員等が実際にどんな家なのか、部屋などを見に家庭訪問に来られます

社会福祉審議会による審査

⑥認定・登録

 ※5年ごとに更新研修を受講しなければいけません

※基礎研修・登録前研修は、毎日行われているわけではなく年2回行われています

ちなみに私たち夫婦の場合、認定・登録まで約1年半かかりました。

 

里親制度の種類

【養育里親】

保護者のいない子どもや、虐待などの理由により保護者が養育することが適当でない子ども(要保護児童)の養育をします

【専門里親】

虐待などにより心身が傷ついた子供や、非行問題を有する子ども、障害のある子どもを2年以内の期間養育をします

※養育里親として3年以上の養育経験がある方が対象

【親族里親】

両親が亡くなったり、行方不明、拘禁、疾病による入院等の状態となるなどで、子どもを養育できなくなった場合にその子供の扶養義務がある親族の方が里親となって子どもを養育します

【養子縁組里親】

養子縁組によって養親となることを前提として子どもを養育します

 

私たち夫婦はこのうちの養育里親に登録しています。

養育里親として登録して、その後養子縁組というケースもあります。

 

養育里親・養子縁組里親になるための条件

児童相談所の案内に書いてあるのですが、具体的に何を聞かれるか、何を書類に書かなければいけないかについて、プラスさせていただきました。

  • 要保護児童の養育についての理解及び熱意並びに要保護児童に対する豊かな愛情を有している事
→里親制度に登録するきっかけや、里親になったらどのように育てたいかなどを聞かれました。 
  • 経済的に困窮していないこと
→借金が無いか・年収・貯金はいくらあるか・株式などを所有している場合はそれも書類に書きました。
  • 里親希望者及びその同居人が児童福祉法に規定する欠格事由に該当しないこと

→過去に児童虐待・児童買春・児童ポルノに係る行為等で逮捕歴がないかなど調べられます。

  • 養育里親・養子縁組里親研修を修了している事

です。ちなみにシングルマザーやシングルファザーでも条件を満たしていれば登録できます。

 

研修について

【基礎研修】
  • 里親制度についての説明
  • 社会的養護の果たす役割など
  • グループに分かれて里親登録にいたった動機などの討議

【認定前研修】

  • 子どもの心と体について
  • 子どもの権利・養護について
  • グループに分かれて先輩里親さんからの体験を聞いたり質問をしたり、グループ討議

【養育実習】

児童養護施設に泊まり、もしくは日帰りで2日間、施設で実際に子どもたちとすごします

 

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子どもの命に係わることなので、「是非!」なんて軽い言葉は言えませんが、少しでも里親制度登録に関心があり、登録に迷っているのであれば、まず実際に自分の目で見て、耳で聞いてみてください。

 

特に、里親さんとして、実際里子さんをお預かりした経験のある先輩里親さんの話や、児童養護施設での養育実習はとても勉強になりましたし、改めて子どもの命を預かる責任について考えさせられました。

里子制度登録のきっかけ②

大阪2児餓死事件

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トラウマになるくらいな映画だときいているので私は見ていませんが、「子宮に沈める」と言う映画の題材にもなっているそうです。

 

大阪で3歳の女の子と1歳の男の子が犠牲となった虐待が起こり、ひっきりなしにテレビで放送されて、当時長男が1歳になったばかりだったので、同じ年齢の子どもが犠牲になったと思うと、すごく胸が苦しくなりました…

 

その後次女が生まれてちょうど大阪の姉弟と同じ、長男が3歳・次女が1歳になった時再びまたそのニュースを思い出しました。

 

当時3歳の長男は妹が出来たことで、張り切っていろいろとお世話の手伝いをしてくれたり、得意げに妹に見本を見せてくれたりしていて、1歳の妹もそんなお兄ちゃんを見てマネをしようとしたり、声を出して笑ったりしていて、そんな姿をほほえましく思っていて

 

きっと大阪の3歳の女の子もこうして弟と暮らしていたんだろうな…
お姉ちゃんはお姉ちゃんとして張り切っていたんだろうな…
と思うと胸がつぶれそうになるくらい苦しくなりました。

 

その他にも毎日のように放送される虐待のニュースを見て、
なんとかしたい。
何が出来るかわからないけど、なにか出来ることはないか…

 

と強く思うようになり、その時に新潟市が発行している市報新潟に里親募集の案内が出ていて、夫と話し合い里親登録にいたりました。

 

どんな理由があっても虐待は許される事ではないですし、決して擁護するわけではありませんが自分自身、現在子育てをしていてイライラしたり、いっぱいいっぱいになったりすることもあります。

 

そんな時に夫が話を聞いてくれたり、協力してくれる人がいてくれたおかげで、子供たちに対して感情的になることなく接することが出来ました。
本当に支えてくれる方々に感謝しています。

 

子育てするお母さんお父さんが、一人で抱え込む事が少なくなれば虐待も少しは防げるのではないかと思います。

 

 先日、私の住む新潟で小児科などに置かれている小冊子、はっぴーママにこんなサポート施設が紹介されていました。

 

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「親とよいこのサポートステーション はっぴぃmamaはうす」

  • 妊娠したけど身近に相談できる人がいない
  • 妊娠中、産後、外出するのもつらい
  • 第2子妊娠、上の子もいるのにつわりがひどい
  • 初めての子育て、赤ちゃんは泣いてばかり、何がなんだかわからない!

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などなど、妊娠中でも産後でも、精神的・身体的に辛い時に利用できる所のようです。こういったサポートを利用してみるのも一つのてかもしれません!

新潟以外の都道府県でもこのような施設やサポートが受けられるところがあると思います。

 

NPOはっぴぃmama応援団 新潟市中央区 産前産後ケア - happy-mama-ouendan ページ!


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