にじいろ家族日記

実子と里子ちゃんの子育てや家族の事などの記録です

初めての里子ちゃんが、お母さんのもとに帰るまで

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里子ちゃんを迎える時

私たち夫婦は以前私ブログで書いた《里親制度に登録するには?》で紹介させていただいたように、【養育里親】【専門里親】【親族里親】【養子縁組里親】とそれぞれある里親制度のうちの【養育里親】に登録しています。

 

【養育里親】とは

保護者のいない子どもや、虐待などの理由により保護者が養育することが適当でない子ども(要保護児童)の養育をします

 

ri01.hateblo.jp

 

初めから養子縁組前提で子どもを迎える【養子縁組里親】の場合、里親さんと子どもの関係が気築けるように、家庭に迎えるまえに子どもと会って遊んだり、一緒に過ごしたりする期間があります。

 

私たち【養育里親】は、事前にわかっていれば「こういう子が保護されそうなので、その場合委託のお願いすることは可能ですか?」と電話が来るのですが、児童相談所で緊急保護を要すると判断されて、乳児院児童養護施設が満員などの理由で受け入れできない場合、突然「こういう子が緊急保護されまして、これから委託お願いできませんか?」と電話がくる場合があります。

その場合チャイルドシートやベビーベッド・哺乳瓶など、ほとんどの場合貸していただけます。
緊急一時保護から正式委託に切り替わると、チャイルドシートやベビーベッドなどは返却して、各自で購入となります。

(※各市町村によって異なるので、詳しくは各市町村の児童相談所にお問い合わせください)

 

 今まで、今一緒に過ごしている3人の里子ちゃん含め4人の里子ちゃんをお迎えしているのですが、実際に家に委託された子どものうち、何人かはこの【緊急一時保護】で「こう言う子を緊急一時保護していて、乳児院もいっぱいで…これから委託お願いできませんか?」と当日電話がきて、家に迎えています。

 

もちろん色々な状況やケースがあるので、断ることも可能です。

その場合別の委託可能な里親さんを児童相談所の方が探します。

私たち夫婦も一度断った事があります。

それは緊急保護されたお子さんが熱があり、時期も時期だったのでインフルエンザの疑いもある。との事で、家には3人(二人の実子含め)子どもがいたので、子どもたちの安全のためにもその時はお断りしました。

 

初めて里子ちゃんを迎えた日

里親登録をして半年くらいがたったころ、朝子どもたちが学校と幼稚園に行ってからしばらくすると突然児童相談所から電話がきました。

 

「もしもし、児童相談所の〇〇です。今生後3か月の赤ちゃんを緊急保護しまして、乳児院もいっぱいで行くところがなくて…急で申し訳ないのですが今日から委託お願いできませんか?」

 

その言葉を聞いた瞬間、緊張で心臓がすごく早くドクドクと動いていた事を今でも覚えています。

 

私は「受け入れたい気持ちはあるのですが、一人で決める事ではないので主人に相談してから折り返しお電話してもよろしいでしょうか?」

と言って電話をきり、大慌てで仕事中の主人に電話しました。

主人は「ついに電話来たか。うん。引き受けよう!」

と言ってくれました。

 その後、児童相談所の担当の方に電話をして、お子さんを委託する時間をその日の夕方の18時に決めました。

 

子どもたちが幼稚園と学校から帰って来て「今日の夕方に赤ちゃんが来るん事になったよ!」と話すと、2人の実子にはどうして私たちが養子縁組里親になろうと思ったか、養子縁組里親に登録するとどうなるのかを説明していたのですが「え~!!!赤ちゃん!赤ちゃん小さいかな?」と、とても興奮して喜んで部屋を片付けたり、赤ちゃんが遊べそうなおもちゃを用意したりしてくれました。

 

いつも夫は17時に仕事が終わり「これから帰るよ」とラインで連絡が来るのですが、その日は「ごめん!どうしても抜けられない残業で、帰りが遅くなる!」と連絡が来て、お風呂やご飯の段取りをどうしたらいいんだろう…と不安になりましたが、赤ちゃんが来る!と子どもたちは張り切って準備しているのに、母が不安になっていたらダメだ!なんとかしなくちゃ!と気持ちを切り替えて約束の時間まで子どもたちと一緒に準備をしました。

 

緊張の初対面!

18時ごろ家のインターホンが鳴り玄関を開けると、児童相談所の方がお包みに包まれて眠っている小さい赤ちゃんを抱っこしていました。

子どもたちは赤ちゃんを見ると小さな声で「わぁ~小さい!」と、にこにこしていました。

生後間もない赤ちゃんを抱っこするのは久しぶりでしたが赤ちゃんを抱っこすると、とても軽くて小さくてまだ赤ちゃんの、ほんわりした匂いがしました。

 

その日夫が帰って来たのは子どもたちが眠ってからで、寝室で寝ている私と子どもたちと赤ちゃんを見て「家に赤ちゃんがいる(笑)」と笑いながら言っていました。

 

その日から夫と私、2人の実子と、赤ちゃんの里子ちゃんの5人の生活が始まりました。お風呂に入れるのは基本的には夫の役割で、2人の実子も「赤ちゃんかわいいね」「小さいね」「僕たちもこんなだった?」と毎日赤ちゃんをかわいがってくれました。

 

お母さんのもとに帰る日


お子さんが委託されると週に1回もしくは月に数回(これも各児童相談所で訪問ペースが異なります)子どもの様子を見たり、今後の計画について話をしたりします。

 

その時の赤ちゃんについても、育児放棄や虐待、その他子どもの命に危険が及ぶ環境ではなく、母さんの生活が整い次第お母さんのもとに帰る。と聞いていて、その後お母さんの心の状態が改善したことや、親族からの協力が得られるなど生活を立て直すことができたので、2か月ほどでお母さんのもとに帰って行ったのですが、子どもの成長はとても早くて家に来たばかりの時はまだ、ミルクを飲んで寝るの繰り返しでしたが、お母さんのもとに帰る数日前には声を出して笑い始めるようになっていました。

 

 

赤ちゃんがお母さんのもとに帰る日が決まると、夫はその日は仕事の休みをとり、子どもたちも幼稚園や学校をお休みさせて、みんなで見送ろうと決めました。

 

 

初めて家に来た時と同じように、約束の時間に家のインターホンが鳴り、児童相談所の方が赤ちゃんを迎えに来ました。

家族みんなで赤ちゃんに「元気で暮らすんだよ」と声をかけて児童相談所の方の車が見えなくなるまで見送りました。

 

赤ちゃんが帰ってからの実子

子どもが幸せになれればそれが一番。と思っていましたが私は泣いてしまい、長男も赤ちゃんが帰ってから3日間泣いて赤ちゃんが使っていた枕で寝ていました。

 

その様子を見て「私たち親は自分たちの思いから里親登録をしたけれど、この子たちはそうじゃなくて、私たち親の思いに付き合わされてこんなに悲しい思いをさせてしまっている…」と思うと、里親を続けていていいのかとても悩み、もう里親を辞めてしまおうとも思いました。

 

そんな時、当時幼稚園児だった娘が車に乗っている時「ねぇ、パパとママってさ、困ってる子どもたちを助けてるんだよね?」と聞いてきて「そおだね。」と答えたら車の窓を開けて、まるで選挙カーのように「私のパパとママは困っている子どもたちを助けていま~す!困っている子どもは家に来てくださ~い!」と言いました。

 

あんなに泣いていた長男も「今頃赤ちゃんお母さんと元気にくらしてるかな?」と言っていて、子どもたちの言葉を聞いて何で里親登録をしたか、子どもたちとどう向き合っていくか家族みんなで話し合ったことを思い出し、やっぱり里親を続けよう!と思いました。

 

 

子どもと向き合う事については、どう考えても「これでいい!これで十分!」という事はないと思いますが、その時その時の子どもたちの心にきちんと目を向けて、寄り添っていく事も私たちの責任だと思いました。

 

参考になるかも!と思い「里親家庭の実子を生きる」と言う本を先日購入しました。

読んで参考にしてみたいと思います。